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現在、多種多様なSNSが次々に登場しています。例えば、Z世代の若者向けSNS「BeReal」が登場する一方、位置情報共有アプリ「Zenly」はサービスを終了。しかし、その機能はInstagramなどが受け継ぎ、新たな形でサービスを提供しています。また、TikTokの運営会社であるByteDance(バイトダンス)は新たな「Lemon8(レモンエイト)」というSNSをリリースし、TikTok自体のユーザー数も急増中!
変化し続けるSNSの波に乗るために、どんな対策をすべきなのでしょうか?
本記事では、どんどん変化していくSNSでどう対策していくべきかについてお話させていただきます!
エンゲージメントとリーチの変化
SNSの世界では「いいね」「保存」「コメント」「シェア」「滞在時間」などのエンゲージメントが重要視されています。しかし、これらのエンゲージメントを獲得し、バイラル拡散する仕組みは、どんどん難しくなっています。リーチやインプレッションが伸びていくというアルゴリズムは、今後難しくなると考えられます。
1つのアカウントが大量にリーチを獲得する時代は終焉を迎えました。加えて、フォロワー数が多くても、それほど意味をなさなくなってきています。
かつてはフォロワー数が多ければ必然的にリーチも拡大しましたが、今はそう単純ではありません。特にTikTokでは、表示されるコンテンツの90%以上が「おすすめ」のコンテンツ経由で、フォローしたアカウントの投稿を見る機会が激減しています。
Instagramのリールも同様で、基本的にフォロワー以外の人にコンテンツが届く仕組みになっており、最近では、新機能「トライアルリール」により、フォロワー外もリール動画を届けられることが可能になっています。
企業とブランドのSNS活用法
企業やブランドにとって、SNS広告の活用はますます重要になっています。
特にInstagramは、個人でも広告を出しやすくなっている一方、CPM(広告が1000回表示されるごとに発生する費用)が高騰。広告を出稿するには、高額な入札が必要なケースも増えています。
Instagramで広告を入札する際、最も高い金額を入札した人が広告を出せる仕組みですが、CPMは年々上昇傾向にあるため、Instagramへの広告出稿が難しくなりました。その結果、コストの低いTikTokなどへ広告予算をシフトする企業が増加。しかし、TikTokやInstagramリールに広告を出すには、ショート動画の制作が不可欠です。
ショート動画の重要性と制作の課題
Instagramのフィード投稿では、カルーセル投稿(静止画像を複数組み合わせたもの)に広告をつけることが可能ですが、今後はショート動画が主流に。
企業やブランドにとっては、ショート動画の制作に対して労力がかかることが課題となりますが、どのSNSでもショート動画が盛んです。
TikTokはもちろん、Instagramでもリールの滞在時間が全体の約50%に達する勢いです。TikTokでも静止画像の投稿は可能ですが、やはりショート動画が中心です。そのため、企業やブランドがやるべきこととして、2025年以降、ショート動画制作への対応が必須となるでしょう。
フォロワー数の重要性とブランド表現
プラットフォームによって異なりますが、Instagramのフィード投稿フォロワーにコンテンツを直接届けられるため、しっかりと認知を獲得できるのでフォロワー数を多く持つことに価値はあります。
また、Instagramのアカウントは「ブランドのホームページ」としての重要な役割を果たします。
「ピン留め」「ストーリーズのハイライト」「プロフィール文」などを活用し、ブランドの世界観を明確に伝えることで、多彩にブランドやサービスを表現できます。
TikTokやYouTubeショート、X(旧Twitter)、Lemon8などでコンテンツを見たユーザーが、「このブランドってどんな感じ?「サービスはどういったものだろう?」と気になってInstagramを訪れるケースも増えています。その際、Instagramのアカウントでブランドやサービスの世界観がしっかりと表現できていなければ=魅力的なアカウント作りができていなければ、「このサービス微妙だな」「このブランド、イケてないな」と判断され、せっかくInstagramを見に来てくれたユーザーが離脱してしまいます。
SNS専任担当の重要性
インターネットからSNSへの可処分時間の移行がどんどん進んでいる中で、企業がSNS専任の担当者を設けていないケースも多いのが現状です。専任担当者を置いている企業はおそらく約1割程度と言われていますが、今後は、SNSの重要性はますます高まっていくため、今後は必須のポジションとなっていくでしょう。
まとめ
SNSの世界は常に進化し続けています。企業やブランドは、最新トレンドをキャッチし、適切な施策を講じることで、SNSのポテンシャルを最大限に活かせます。
これからのSNS戦略では、 ✅ ショート動画を積極的に活用 ✅ フォロワー数よりもエンゲージメント重視 ✅ SNS専任担当者の配置 といった施策が鍵となるでしょう!
変化の激しいSNS業界、あなたのブランドも波に乗る準備を始めましょう!