creators
Media Planner - Nanaka
Media Planner - Nanaka
2024.08.06

【2024年版】Instagramインサイト分析で数値を伸ばす方法

 

SNSマーケティングにおいて数値分析はなぜ大切?

SNSの登場は、テレビCMなどのマス広告が主流だった広告業界を大きく変えました。
成長を続ける企業はSNSを積極的に活用し、自社の商品やサービスをアピールしています。

SNSを活用したPR施策の効果を最大化するためには、施策の投稿データ数値の「分析・振り返り・検証・仮説立て」というPDCAサイクルを回して、継続的に改善を図っていくことがとても重要です。

分析することで仮説を立て、新たな施策を試すことができます。
データ分析や検証は、広告・宣伝・販売の改善だけでなく、商品やサービスの新規開発にも役立ちます。

今回の記事では、インスタグラムの重要なインサイト数とその増やし方について解説し、Z世代に人気を誇る美容系インフルエンサーとして活躍する「Z世代カナコ」さんの実際のコンテンツを用いて数値を伸ばすために工夫しているポイントなどをご紹介いたします。

エンゲージメント率とは?

「エンゲージメント率」とは、投稿についた「いいね」「リツイート」「シェア」などの反応の割合を数をフォロワー数で割り、数値化したもので、フォロワーに対してどのくらいの割合でアクションを得られたのかを表す指標です。
エンゲージメント率が高いと、その投稿に共感したり良い投稿だとみなした人が多いということを意味します。

📈エンゲージメント率を伸ばす方法

エンゲージメント率を伸ばすためのポイントをいくつかご紹介いたします。

①アカウント設計

SNSアカウントを運用している人の強みや紹介するものの特色など、そのアカウントが打ち出すテーマの設定が重要とされています。
テーマを細かく決めることで、アカウントの特徴がわかりやすくなり、興味をもったユーザーが定期的に閲覧することにつながります。

②フォロワーとの密なコミュニケーション

日頃からフォロワーとコミュニケーションを取ることで、コアなファンを獲得でき、投稿へのエンゲージメント率を高めることができます。
定期的にユーザーの悩みや関心ごとに答えたり、最新のSNSトレンドを把握して流行に乗ったりすることで、親しみやすいアカウントであることをアピールできます。
コアなファンベースを構築することで、ファンの熱意を高め、投稿への持続的な反応を得ることを目指すことができます。

リーチ率とは?

「リーチ率」とは、フォロワーに対してどれほどの割合で投稿が見られているかを表す指標です。
リーチ数とは、投稿を表示したユーザー数のことで、リーチ率が高いほど、フォロワーに対して投稿が届いていることを意味します。

📈リーチ率を伸ばす方法

リーチ率を伸ばすためのポイントをいくつかご紹介いたします。

①ターゲットに合わせた時間に投稿する

SNSアカウントによって、フォロワーがアクティブになる時間帯は異なります。そのため、ユーザーの動きを分析してアクティブなユーザーが多い時間帯や曜日に投稿することで、投稿を見てくれる人の数を増やすことができます。

Instagramの投稿における理想的な時間帯としては、以下の時間が推奨されています。
ターゲット層に合わせて投稿時間を工夫することも、リーチ率を伸ばすポイントです。

★Instagram投稿におけるおすすめの時間帯
 夕食後のリラックスタイム:19時〜22時
 通勤・通学時間:7時〜8時

②他クリエイターとのコラボレーション投稿をする

他のクリエイターとコラボレーションする場合、コラボレーション機能を用いて投稿を作成し、お互いのフォロワーに公開することができます。また、タグ付け機能を使用することで、公開したプロフィールカテゴリを指定して表示することができます。
これらの投稿は、「リールタブ」、「発見タブ」、「フィード」などの場所でおすすめとして表示される可能性があります。

③ストーリーズを活用する

ストーリーズにフィード投稿を引用することで、ユーザーがその投稿を閲覧する機会が増え、リーチ数の拡大につながります。
フィード投稿やリール動画を投稿しただけでは、他の投稿に埋もれてしまったり、ユーザーが投稿を見逃してしまったり、せっかくの投稿がフォロワーに届かず終わってしまう可能性もあります。

コンテンツが埋もれてしまわないように、積極的にストーリーズを活用しましょう!

④発見タブに掲載される

発見タブに投稿が掲載されると、アカウントへフォロワー外からのユーザーの流入が期待できます。
発見タブにおすすめ投稿として掲載されるには、どれだけ多くのユーザーがその投稿に素早く「いいね」や「コメント」したのか、あるいはその投稿をシェア・保存したかどうかが大切とされています。

インプレッション率とは?

「インプレッション率」とは、投稿がユーザーの画面に表示された回数の比率です。
同じユーザーに対して投稿が5回表示されたら、インプレッション数は5とカウントされます。
例えば、一人のユーザーが同じ投稿を5回見た場合、その投稿のリーチ数は1、インプレッション数は5になります。

📈インプレッション率を伸ばす方法

インプレッション率を伸ばすためのポイントをいくつかご紹介いたします。

①保存して見返したくなるコンテンツを制作する

インプレッション率を伸ばすためにはさまざまな方法がありますが、その中の一つに「保存して見返す」ということがあります。
Instagramの保存機能を使って、後から複数回見返すというユーザーのアクションがカウントされることで、インプレッション率の増加を目指します。

保存率とは?

Instagramの保存機能は、投稿を再度閲覧するためのものです。
保存率とは、「投稿がどれだけ保存されたのか」という数値を指します。

📈保存率を伸ばす方法

保存率を伸ばすためのコンテンツのポイントをご紹介いたします。

・情報量の多いコンテンツを投稿する(おすすめ◯選などのまとめ投稿)
・すぐに実践できそうな情報が載っているコンテンツ(ストレッチ方法など)
・知識、ノウハウ系のコンテンツ

保存したくなる投稿とは、ユーザーに「保存しておきたい」「あとで見返したい」「有益な情報だ」と思わせる投稿です。
後から見返してじっくり読み返したり、その投稿を見ながら実践するというアクションを見据えたコンテンツを作成することが保存率を伸ばすためのカギとなります。

 
・ ・ ・

人気インフルエンサーさんをご紹介

美容系インフルエンサー「Z世代カナコ」さん

ここで、Z世代に人気の美容系インフルエンサー「Z世代カナコ」さんに実際にお会いして、数値の観点もふまえてコンテンツ制作にあたって工夫しているポイントなどを伺ってきましたのでご紹介いたします✨

Z世代カナコさん(以下カナコさん)は、日頃からSNSをチェックしているという消費者視点を大切にしながら、女性の感性を活かして主にコスメのレビューやメイク方法など、美容に関する情報をわかりやすく文字入れをしたコンテンツを制作して情報を発信を行っています。

その中でも具体的には、「まとめ投稿→徹底レビュー投稿→リール動画でのHowTo」のような形でテーマをわかりやすくまとめることを意識しているそうです。また、商品に対するカナコさん自身の感想を5段階評価で表すことで、アカウント内で比較しやすくしているとのこと。

コンテンツの工夫している点としては、女性は統一感のあるクリエイティブの方が見てもらいやすいという理由のもと、画像や投稿形式を意識しているそうです。

女性ならではの感性かつ自身の体験談があるからこそユーザー目線を取り入れたアカウントを運用し、多くの人から指示を得ています。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Z世代カナコ(@knk_csmpink)がシェアした投稿

ストーリーズの更新やスレッズなどを活用し、フォロワーと距離感の近いコミュニケーションも意識されているとのことで、日々アップデートされるSNSのアルゴリズムに柔軟に適応しながら発信していくことが大切だということが伺えます。

近日、Z世代カナコさんの独占インタビュー記事も公開いたしますので、お楽しみに♡

Sae Sato
ブライダル会社にてウェディングプランナーとして新規営業やサービス業を経験したのちに転職を決意し、ミンツプランニングに参画。現在はメディア部署で常時十数件のプロジェクトを担当する傍ら、PRプロジェクトの運営から結果数値の検討および管理を行い、キャスティングプランナーとして活躍している。